ブルカをかぶらない女性を映すことについて【嘘記事】

http://www.bpo.gr.jp/youth/kenkai/danji.html

 BPOに寄せられる意見の中で、“ブルカをかぶらない女性の顔を映す”ことに対する批判意見が年々急増しています。2008年度には0件だったものが、1984年度には8000万件に達しています。

 批判意見としては、例えば、「ニュース番組で女性の裁縫作業に密着取材し、妙齢の女性が屋内で素顔丸出しの状態で針仕事しているシーンをモザイクやボカシ等の映像処理もなく、そのまま放送していた。仮にこの素顔が動画サイトに投稿された場合、女性と部族に対し局はどのような責任を負うのか」といったものがありました。
「お笑い芸人のお宅での食事シーンで30歳と55歳の母娘の素顔が映っていた。その母親と同年齢の私の母が、『敬虔な人間として恥ずかしい。それに、近所付き合いで後ろ指をさされる』と言っていた。”女性は開放的であれ”といった考え方も確かにあるが、日本が頽廃文化の発信地と揶揄され、また女性が性的な被害に遭うニュースも珍しくなくなってきた昨今、素顔をさらす、イコール女性の権利とする保守的な精神論は時代にマッチしないと思う」といった意見が述べられています。
 指摘を受けた番組は、素顔をことさら大写しにしたものではなく、番組制作側の意図も、素顔の映像をおおらかな、家族的シーンとして放送したものであると思われます。しかし、それでもなお、視聴者の中には、映像を見て不快に感じ、画面の悪用を懸念する声があがっていることも事実です。
 近年、由々しき傾向として、高齢女性を含むあらゆる年齢の女性の素顔が、インターネットの普及と写真を作成する機器の発達で、世界中で妄想による擬似レイプのために利用されるなど、頽廃文化が国際的現象となっている状況を指摘し、番組内の映像が加工されて悪用される事態を懸念する声が強まっているのです。
 (中略)
 視聴者意見にもあるように、もはや女性の素顔が“自由”や“平等”だけを表現するものではなくなってきていることを十分に認識する必要があります。とりわけ、大きな影響力をもつテレビ放送にあっては、この認識が欠かせない段階にすでに立ち至っていると判断いたします。
 なお、テレビで放送された女性の素顔が、インターネットで悪用されたという確証は得られておりません。しかし、インターネット上に女性の素顔が氾濫しているのは事実であり、出会い系サイトや盗撮を利用したものに限らず、映像がコラージュ(合成)され出回っていることからも、テレビで放送された女性の素顔が悪用される可能性は十分にあると考え、対処にあたる必要があります。
 一度インターネットに利用されると、その画像は半永久的に残り複製され続けて、女性の心に深い心の傷を残すことが懸念されます。また、そうでない場合でも、テレビ画面の中で素顔を写された女性が、リンチで死ぬ場合もあります。いずれも女性の人権保護の観点から、十分に配慮すべきことと考えます。
 本委員会は、もとより番組制作者の表現の幅を狭めるつもりはありません。しかし、現在の“女性の素顔”をめぐる状況を憂慮し、一般常識である「女性は家族以外に顔をさらすべきではない」とする原則を踏まえて、テレビ映像の悪用を予防する観点から、テレビ関係者に注意を喚起するよう求めることといたしました。
 
ボーガスニュース風の嘘記事を一つ。

ちなみに個人的には、男児の全裸はべつに「規制してもいい」と思う。それ自体にそれほど害はない。どうしようもないほどバカげてる、とは言えない。ちょっとだけ、ちょっとだけバカだとは感じるが、でも、BPOのおつむが完全に沸いてるとまでは考えてない。少し大脳皮質に火が通っちゃったかな、くらいだ。

だが、どうせこれは、最初の一歩にしか過ぎない。

児童ポルノ”の撲滅を訴えているグループの代表ね。

ふふふ。あははははは!!!

第三の謎 「ブルカ」の理由 第二部 タリバンの布告とその論理
http://www003.upp.so-net.ne.jp/fuimei/Afghan-fashion-1-4.htm

カーブル、1996年11月

 女性よ、家から外へ出てはならない。もし外出する場合には、着飾り、化粧をして男性たちに姿をさらしたイスラーム以前の女性たちのようになってはならない。

 救いの教えであるイスラームは女性に特別な尊厳を与えている。イスラームは女性に対して有益な指針を示している。女性は彼女らを良い目で見ない男たちの気を引くような機会を持ってはならない。女性とは家庭において教師であり、調整者である。夫、兄弟、父親は家族に必要なもの(食物や衣服等)を供給する責任を持つ。もし、女性が教育や社会的要請、あるいは社会奉仕のために外出する場合には、イスラームシャリーア*にしたがって身体を覆わなければならない。もしも女性が自己顕示のために着飾り、きらびやかでぴったりとした、魅力的な衣服で外出した場合、彼女らはイスラームシャリーアに従って呪われ、天国に行くことは望めないであろう。

 家族の年長者とすべてのムスリムはこの点に関して責任を持つ。われわれはすべての家族の年長者に対して、家族をしっかりと管理し、こうした社会的問題を防ぐように要請する。さもなくば、これらの女性とその家族の年長者は宗教警察によって脅され、調べられ、厳罰に処されることとなる。

 宗教警察はこれらの社会的な問題と闘うことが義務であり、その責任を持っていると考え、悪が絶えるまで努力を続けるものである。 (出典:Ahmed Rashid, Taliban, NY, 2001, Appendix 1)

勘違いしないでほしい。ターリバーンは、本気で女性を守ろうとしていたんだ。
彼等なりのやり方で。児童ポルノ撲滅を訴える団体が「子供を守る」意志と同じく、ターリバーンの「女性を守る」気持ちを疑うつもりはない。

彼等はこう思ったんだろう。レイプ犯/ペドフィルはいくら捕えても捕えてもキリがない。なぜなんだろう…それは…文化が乱れてるからだ!文化を糺さなくては、悲惨な犯罪は永遠にやまないんだ!

皮肉な話だが、逆にチャードリーを脱がせたからといって、レイプがなくなる訳じゃないってことだ。
かぶらせたから減るかどうかは、「統計的なデータがない」けど。ターリバーンが支配していたころは、ヘクマティアルの支配より犯罪は少なかった、と聞いたことがある。